もみじ苑開店30年の年(店主55歳)に自家焙煎の小屋を手造りしてみました。
正に基礎の穴掘りから生コン流し、材料の刻み、建前、屋根、壁、等々をプロの手は一切借りずに独力で作ってみました(どうしても一人では無理だった生コン流しと建前、サッシを取り付けるための手を借りる時だけ2人の子供に手伝って貰いましたが・・)。在来建築で(丸太小屋は既に26~27歳の時に建築済み)一棟を建てられたのは非常に良い勉強になりましたし、大変楽しかったし、屋根の時には材料担いで何度も脚立で上がったり降りたり・・で良い運動にもなりました。
・・・・55歳・・焙煎小屋建築・・・・
例えば、玄蕎麦の粒揃え機、買えば簡単(といっても50~60万円)・・なのですが、自分でやってみることに喜びを感じてしまう私は、まずは自分で作ることに挑戦します。スライドさせるためのベアリング一式は廃材のスクラップから探し出し、モーター、フレームも全部使われなくなった物を見つけてきて組み合わせます。最終的には板金やさんで溶接して貰って完成です。買えば5~60万の機械も作れば5万円くらいで完成します。30年近く使ってますがまだ健在です(笑)。
東北大震災で休業に追い込まれた一ヶ月間を使って念願だった(ピザパーティをやるための)ピザ釜を作ってみました。材料は知人が持っていた耐火レンガを軽トラ2台分譲って頂き、耐火セメントで一ヶ月掛けて完成させました。二層構造で下段で火を燃やして上段で焼き上げることが出来るものです。正直直ぐ隣の東北で大災害が起こっており大変な事態に、しかも放射能の飛散警報が出てる中での作業となり、毎日が東北の鎮魂を願っての作業となり苦しかった思いの作品でした。(完成時には47枚のピザを焼きお世話になった方や、地元の方に記念に配りました)
こんなコンバインの土台だけでも、手に入れば楽しい工作??が出来ます。動くおもちゃが何でも作れる宝物に思えてしまうのです。これを知人が持っていたときには嬉しくて直ぐに譲ってくれ~と交渉し入手しました。操縦席の頭が重いので戦車の構造で後部へ車長を伸ばしバランスを取りました。
〔全国初・蕎麦の実のカラー選別機完成〕
平成3年頃から考えていたこの機械はセンサーが良いものがないため構想だけになってましたが、平成12年頃にキーエンスから発売されたカラーセンサーが入手でき、念願の蕎麦の実のカラー選別機を完成させることが出来ました。当店が作ったこの機械を使って選別した緑の実で作る緑の蕎麦が蕎麦業界で少しづつ話題になりある蕎麦屋さんからの紹介で岐阜の蕎麦機械メーカーミツカ様が商品化してくれた事で一気にこの当店が考えた(カラー選別自家製粉・・登録商標)が全国に知れ渡ることになりました。
当店では開店以来、できる限り自分で挑戦してみる(やれることは自分でやってみる・・まあ予算が無かっただけの話ですが、笑・・)・・をモットーに頑張って参りました。開店当初の手造り丸太小屋(8畳ロフト付き)をはじめ、流しそうめんの仕掛け、玄蕎麦の粒揃え機、ピザ釜、珈琲焙煎小屋兼蕎麦の研究室(6畳)、蕎麦の実のカラー選別器(ミツカ様より商品化)、戦車(笑)式薪運搬車、等々楽しいものを楽しみながら手造りして参りました。手造り蕎麦・・に関して石臼なども私は前々から訴えておりますが(笑)、今のAI技術を使えば簡単に手挽きの動きを再現できステッピングモーターと連結させれば人間がやる必要性は無くなる・・と思う人間です。その作業(手挽き)が楽しい・・というレトロ主義の方なら話は別ですが・・(私は、例えば洗濯機のドラムをモーターで回すのか手でそのドラムを回すのか??となった時はモーターで汚れが同じように落ちればそれで良いのでは??・・という考えですので、笑)、我が家の家業として先祖様が明治の頃から実際に水車石臼で精米や製粉をやっており、その不便さから動力を取り入れるようになり不要な労働から解放されたことは正解であったと思っております。昔は回す手段が手?しかなかったからの手挽き・・だと私は思ってます。
さて・・次の目標は天空の露天風呂??ということになるのですが・・(笑)、現在骨組み等はほぼ出来たのですが・・まだまだかかりそうな気配です。
人生一度きり・・リハーサルのないぶっつけ本番を私達は生きてます。
あの時ああしておけばよかった・・こうしておけば・・はありえません。やりたい事をやることだ、と私は思って生きてます(まあ・・その分周りには迷惑がかかってるんだろうなあ・・とも思いますが)。
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45歳の時に車での日本一周を行いました。店を2ヶ月閉めて、若い時からの夢を実現したわけですが、流石に社会的には、2ヶ月休んで遊び歩いたのでは顰蹙を買うだろう・・と名目を(蕎麦の研修のため・・冷汗)として堂々と行って参りました。この時の経験が以後の私の店造りに大きく活きております。
元々高校の夏休みには自転車で佐渡ヶ島(高一の時)、首都圈(高二)、能登半島・飛騨高山方面(高三)と夢中で走ってた人間です。本当は自転車での日本一周をしたかったのですが、思い叶わず、、でした。
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最初の日本一周は蕎麦店巡りを中心としたため全国各地の主だった観光名所などは大部分がスルーせざるを得ませんでした。ということで、いつかは日本二周(笑)を目指して密かに老後を生きてやろうと画策しているところです(笑)。
人生一度きり・・楽しんだもの勝ちです(笑)。
〔当店の持つ日本初と登録商標〕
1,特許・・もみじ苑式流しそうめん
2,蕎麦の実のカラー選別機(全国初の技法)制作・・緑の蕎麦
3,特許・・水だるま、水の招き猫(表示機能付き容器)
4,実用新案・・名水入りお守り
5,10年熟成蔵出し蕎麦(平成22年商標出願・登録)
6,空飛ぶ流しそうめん(登録商標)、月待の滝(登録商標)、もみじ村(登録商標)、カラー選別蕎麦(登録商標)、茨城天然氷(登録商標)、熟成蔵出(蕎麦、茶、氷、珈琲、パン)、蕎麦兄弟(登録商標)、水のお土産(登録商標)、水だるま、水招き猫(登録商標)、氷瀑けずり(登録商標)、幻のかき氷(登録商標)、宇宙(そら)飛ぶリンゴ(登録商標)、なごり雪(登録商標)、黄金の玉手箱(登録商標)、