例えば、玄蕎麦の粒揃え機、買えば簡単・・なのですが、自分でやってみることに喜びを感じてしまう私は、まずは自分で作ることに挑戦します。スライドさせるためのベアリング一式は廃材のスクラップから探し出し、モーター、フレームも全部使われなくなった物を見つけてきて組み合わせます。最終的には板金やさんで溶接して貰って完成です。買えば5~60万の機械も作れば5万円くらいで完成します。30年近く使ってますがまだ健在です(笑)。

こんなコンバインの土台だけでも、手に入れば楽しい工作??が出来ます。動くおもちゃが何でも作れる宝物に思えてしまいます。

当店では開店以来、できる限り自分で挑戦してみる(やれることは自分でやってみる・・まあ予算が無かっただけの話ですが、笑・・)・・をモットーに頑張って参りました。開店当初の手造り丸太小屋(8畳ロフト付き)をはじめ、流しそうめんの仕掛け、玄蕎麦の粒揃え機、ピザ釜、珈琲焙煎小屋兼蕎麦の研究室(6畳)、蕎麦の実のカラー選別器(ミツカ様より商品化)、戦車(笑)式薪運搬車、等々楽しいものを楽しみながら手造りして参りました。手造り蕎麦・・に関して石臼なども私は前々から訴えておりますが(笑)、今のAI技術を使えば簡単に手挽きの動きを再現できステッピングモーターと連結させれば人間がやる必要性は無くなる・・と思う人間です。その作業(手挽き)が楽しい・・というレトロ主義の方なら話は別ですが・・(私は、例えば洗濯機のドラムをモーターで回すのか手でそのドラムを回すのか??となった時はモーターで汚れが同じように落ちればそれで良いのでは??・・という考えですので、笑)、我が家の家業として先祖様が明治の頃から実際に水車石臼で精米や製粉をやっており、その不便さから動力を取り入れるようになり不要な労働から解放されたことは正解であったと思っております。昔は回す手段が手?しかなかったからの手挽き・・だと私は思ってます。

さて・・次の目標は天空の露天風呂??ということになるのですが・・(笑)、現在骨組み等はほぼ出来たのですが・・まだまだかかりそうな気配です。

人生一度きり・・リハーサルのないぶっつけ本番を私達は生きてます。

あの時ああしておけばよかった・・こうしておけば・・はありえません。やりたい事をやることだ、と私は思って生きてます(まあ・・その分周りには迷惑がかかってるんだろうなあ・・とも思いますが)。

45歳の時に車での日本一周を行いました。店を2ヶ月閉めて、若い時からの夢を実現したわけですが、流石に社会的には、2ヶ月休んで遊び歩いたのでは顰蹙を買うだろう・・と名目を(蕎麦の研修のため・・冷汗)として堂々と行って参りました。この時の経験が以後の私の店造りに大きく活きております。

元々高校の夏休みには自転車で佐渡ヶ島(高一の時)、首都圈(高二)、能登半島・飛騨高山方面(高三)と夢中で走ってた人間です。本当は自転車での日本一周をしたかったのですが、思い叶わず、、でした。

       ー                  ー                   ー

最初の日本一周は蕎麦店巡りを中心としたため全国各地の主だった観光名所などは大部分がスルーせざるを得ませんでした。ということで、いつかは日本二周(笑)を目指して密かに老後を生きてやろうと画策しているところです(笑)。

人生一度きり・・楽しんだもの勝ちです(笑)。

+3

TV・メディア
最新情報
はこちら